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脱原発

今回の事故が起きて改めて思うことは、将来につけを回すような政策は早く転換しなければならないということです。

原子力発電所の安全性ばかり論じられていますが、もともと放射性廃棄物の処理技術が確立してない中で推し進めることには違和感がありました。社会保障も含めてこの方向性を転換できなければ、政治(国)への信頼は失われます。

福島県知事が脱原発を打ち出したことは大変いいことだと思います。この際、除染など放射線研究や代替エネルギー研究の拠点となるよう、特区として認めてもらい、復興の足がかりにしては如何かと思います。

できれば被災町村に率先して脱原発を訴えてほしかったと思います。今のところ脱原発を言っているのは川内村だけではないでしょうか。

私のまわりにも東京電力の社員や電力関係の仕事で生計を立てている方がいます。皆さんまじめに仕事に取り組んでいて、現在は事故の収束に向けて命がけで頑張っています。その方たちのためにも、国や電力会社の指導者には将来を見据えて取組んでいただきたいと思います。

一瞬にして今まで積み上げてきたコミュニティが崩壊し、先の見えない状況に置かれる。帰る家があるのに帰れないもどかしさ。線量が低いから帰ってもいいと言われても、子供たちや若者のいない、コミュニティが崩壊した状況に変わりはありません。

そんな中でも皆さまからの温かい励ましなどいただき、少しずつ前向きな気持ちになってきたところです。