2007年4月
設計:住宅工房そら
福島県浪江町
小高い丘の上にある、広大な牧場に建つ住宅です。姉弟それぞれの家族が一緒に暮らすことを想定して、1階をリビングやダイニングから成る共有スペース。2階を4つの個室とホールが吹き抜けを囲むプライベートスペースに分けたプランが特徴です。薪ストーブを設置したリビングは、屋根までまるごと吹き抜けの空間で、その脇に階段があります。建物の周囲一面に広がる里山の風景を、1階のデッキや2階のどの部屋からも楽しめるのも魅力のひとつです。
担当者から 「弟さんが家業の牧場経営をやっておられて、千葉県のお姉さんご夫婦が、将来生まれた場所に戻ってみんなで暮らせるようにと建てた家。他界されたお父様が作った池のある立派な庭を眺められるよう、その隣の敷地を造成して宅地にしました。千葉県の住まいはハウスメーカーで建てられたそうですが、正直なところ、あまり満足がいく仕上がりではなかったそう。希望されていた『薪ストーブを囲んで、家族がリビングに集う光景』を軸に、家の外に広がる豊かな自然を堪能できる設計にしました」
お客様の声
この〈立野の家〉を建てられる以前に、住宅工房そらのモデルハウスを見学されたり、住まい教室に参加された時に頂いた感想です。
プランニング段階でお聞きしていた、暮らしたい家のイメージです。〈立野の家〉は、キッチンから見える池やリビングから見える山々、吹き抜けの階段や薪ストーブなど、お客様のあらゆる要望を取り入れて設計しました。石を張った浴槽は床が暖かく、日々、幸せを感じられているそうです。