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開成山公園近くのリノベーション物件

設計／林 俊博＋住宅工房そら
所在地／福島県郡山市

　郡山駅から西にクルマで15分。福島県郡山市にある開成山公園近くの、重厚感あるマンションの一室をフルリノベーション。1990年代に作られた3LDKの物件に、住宅工房そらが考える、「オーダーメイド」リノベーションを施しました。

そらの「オーダーメイド」リノベーションとは？

　今後、増加が予想される中古マンションや住宅のリノベーション需要。マンションであっても、家づくりと同様に、快適な暮らしを提供するのが住宅工房そらの変わらないコンセプト。一人ひとり異なる理想の住まいを、フルリノベーションで形にする。それが。住宅工房そらの「オーダーメイド」リノベーションです。

　築25年ほど、約70平米の3LDKの物件をリノベーションするにあたって想定したのは、小さなお子さんとの3人家族、もしくは単身者が広々と過ごすための空間でした。

　まずは、日々の暮らしにおける、くつろぎの中心となるLDKをしっかりと確保。床だけでなく、天井もナラ材で仕上げた、温かみのある空間が広がっています。

　キッチン収納やLDKのテレビボードなど、家具はどれも、木工職人による造作家具。床暖房や、和室に床下収納を設けるなど、暮らしを起点に考えた快適のための機能を多数取り入れています。

浴室は一般住宅仕様に変更しました

　間取り的にも設備的にも、今回のリノベーションにおけるポイントは浴室。もともと設置されていたマンションタイプのユニットバスを、一般住宅仕様のものに変更しています。壁面をサワラの木に包まれた空間では、足を伸ばして、ゆったりしたバスタイムを過ごすことができます。

　浴室だけでなく、脱衣所やトイレの壁面にも、暖かみたっぷりのサワラ材を使用。こうした工夫は、長年に渡る住宅づくりで培ってきた住宅工房そらならではのノウハウ。漆喰で塗った各部屋の壁も、住宅工房そらが手掛ける住宅のスタンダードです。

　今回、最も大胆に間取りを変更したのが、洋室を作り変えた、玄関とひとつながりになった土間。床材には、大谷石を使いました。靴や自転車、スキー道具やアウトドアグッズを置いても十分なスペース。マンションではなかなか見られない、ゆとりある収納を備えています。

　さまざまなこだわりを詰め込んだ、まさに「オーダーメイド」のリノベーション。遠くの山々まで見渡せる、LDKからの開放感たっぷりの眺望も、この物件の自慢です。住宅工房そらは、リノベーションにおいても変わらず、住む人の理想の家をカタチにしていきます。